地理
福井(ふくい)市は、福井県北部に位置し、西から日本海、標高656mの国見岳がある丹生山地、九頭竜川水系流域に南北に広がる福井平野、両白山地と並んでいます。面積は536.41km²で、総面積の約半分を山林が占めています。福井県の県庁所在地で、JR福井駅を中心に商業・行政機能などの中核機能が集積しています。2020年統計では人口は約26万人で、福井県で最大の市です。
歴史
戦国時代に一乗谷の朝倉家が終焉し、柴田勝家が築城した北ノ庄城の城下町として都市形成をはじめました。江戸時代には松平家石高68万石となり、日本屈指の大都市で華やかな文化や行事が行われていました。市制は明治時代の1889年に施行され福井市となりました。人口は当初は5万人未満でしたが、1970年には20万人を超えました。1881年に福井県が設置され、福井市が県庁所在地となりました。2000年に特例市となり、2015年に中核市に移行しました。
肝臓病の医療機関
2024年10月現在、市内には日本肝臓学会の認定施設である福井県⽴病院、福井県済⽣会病院の2病院のほか、福井⾚⼗字病院、岩井病院、福井厚⽣病院、福井循環器病院、⼤滝病院、奥村病院の6病院、特別連携施設の⽥中内科クリニックといなだクリニック、ドクター・ズー、吉田医院、福⼭医院、福井総合クリニック、多賀内科医院、齊藤クリニック、ふくい内視鏡・胃腸クリニック、まつだ内科クリニックの9診療所に肝臓専門医が在籍しています。
観光
観光スポットとしては、天台宗真盛派の寺院で朝倉家・柴田家にゆかりのある西光寺、足羽川右岸一帯のエリアで福井城下への流通の拠点として栄えた浜町、国指定特別史跡および特別名勝に指定されている一乗谷朝倉氏遺跡などがあります。特産品としては、羽二重織を再現した羽二重餅や冬に食べる水ようかんなどの伝統的な銘菓、淡麗旨口と表現される紗利・常山・白岳仙などの地酒、江戸時代に創業し仏教と共に発展した日用品の越前和蝋燭や福井県産素材にこだわった全工程手作りの越前洋傘などの工芸品があります。