地理

狛江(こまえ)市は東京都下の多摩川の左岸、武蔵野台地の南の縁に位置し、標高20メートルくらいのほぼ平坦な地形です。面積は6.39 km²で、都内で1番小さい市で、日本で2番目に小さい市です。多摩川をはじめとする自然が多く残っていますが、新宿から小田急線で南へ20分の位置にあり、東京のベットタウンとなっています。2015年統計では夜間人口は東京都の26市の中で21番目に多い約8万人、昼間人口は約6万人です。

歴史

奈良時代に狛江、調布、三鷹、武蔵野一帯が狛江郷と呼ばれるようになり、農業や物資の輸送などに従事する高句麗人が居住したと言われています。江戸時代には和泉村、猪方村、岩戸村、駒井村、覚東村、小足立村の6村が現在の市域に成立していました。明治時代の1889年に6村が合併し、狛江村となり、以降は農村として、農業、鮎漁、養蚕などで発達しました。戦後、1952年には人口が1万人を超えて狛江町となり、1970年には5万人を超えて狛江市となりました。人口はその後も増え続け、現在は東京のベッドタウンとして機能しています。

肝臓病の医療機関

2024年10月現在、市内には日本肝臓学会の認定施設である東京慈恵会医科大学附属第三病院ほか、喜多見駅前内科クリニック、すまる在宅クリニック、東京多摩クリニックの3診療所に肝臓専門医が在籍しています。

観光

観光スポットとしては、雲松山と号する曹洞宗に属する寺院で市内最古の建造物の泉龍寺、関東一円の主要神社をまとめて祭る関東三大鳥居のひとつである縁結びの伊豆美神社、市内に残された江戸時代の数少ない建造物として2棟が復元されているむいから民家園(市立古民家園)などがあります。特産品としては、鮎のすがた焼き・よもぎかすてら・万葉最中などの和菓子、鳳桜・とうきょう地酒などの地酒、市の特産品の枝豆を使ったこまえ~るという発泡酒などがあります。