地理
千代田(ちよだ)区は東京都の区部(23区)の中央部に位置します。西部は武蔵野台地の東端にあたる台地で、東部は沖積平野です。面積は23区中19番目の11.66 km²で、中央に約15%を占める皇居があります。国会議事堂、内閣総理大臣官邸、最高裁判所などが集中し、日本の政治・行政・司法の中心地です。3大都市銀行の本店や大企業の本社も集積し、日本の金融・経済の中核でもあります。2015年統計では夜間人口は23区の中で最も少なく約6万人、昼間人口は約85万人で、23区の中で昼夜間比率が最も高くなっています。
歴史
現在の皇居に江戸城が置かれ、周辺には大名屋敷などが整備され、徳川幕府の政治の中心でした。明治維新後も大名屋敷跡に官庁街が開設され、引き続き日本の政治の中心でした。東京都庁舎は1991年に新宿区に移転するまで、区内に所在していました。千代田区の前身、麴町・神田区は明治時代初期の1878年に誕生しました。1947年に戦後の市街地再編成として統合し、千代田区が発足しました。区名は江戸城の別名である千代田城に由来しています。
肝臓病の医療機関
2024年10月現在、区内には日本肝臓学会の認定施設である三井記念病院、東京逓信病院、日本大学病院、杏雲堂病院の4病院と関連施設である三楽病院、特別連携施設である九段坂病院のほか、東京歯科大学水道橋病院とMYメディカルクリニック大手町、海上ビル診療所、神田診療所、ケイアイ飯田橋クリニック、東京クリニック、駿河台診療所、丸の内クリニック、大塩医院などの25診療所に肝臓専門医が在籍しています。
観光
観光スポットとしては、1914年に首都の中央駅として営業を開始した赤レンガのルネッサンス風駅舎の東京駅、1880年に伊勢神宮の遥拝殿として創建された縁結びの神社として知られる東京大神宮、世界最大規模の電気街の秋葉原などがあります。特産品としては、江戸時代から伝わる製法でつくり続けられてきた神田明神の納豆・甘酒・味噌や泉谷・ヨックモックのクッキーなどがあります。